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うさぎ屋のひみつ



安房直子 作
南塚直子 絵

岩崎書店

1260円


127P A5版


安房直子さんは
ことり文庫で、とくに大切にしたい作家のひとりです。

日常の中の、ほんの少し特別なもの、
ボタンの穴とか、おいしいスパイスとか、空色の椅子とか、
小さなお店のショーウィンドウとか、
そういうものに、ほんの少し、魔法をかける・・

毎日のとなりにある、ほんの少し不思議な世界。

その世界への扉は
小さな子どもにも、おとなにも、おなじようにひらいてくれるのです。


この物語集は
とってもおいしい、うさぎの夕食宅配サービスのとりこになってしまった
若い奥さんが、おいしさのひみつをぬすもうとする表題作のほか、
貧しい絵かきが、ふしぎな窓のむこうの少女に恋をする「春の窓」
ほんの出来心で、きれいなおはじきを3つポケットにいれてしまった
女の子と、柳の木のこころの交流を描く「星のおはじき」
いちめんのサフランの花畑に迷いこみ、サフランの魔法で
黄色の小鳥に変えられてしまう少女のおはなし「サフランの物語」
の4つのおはなしがはいっています。

どれも、たっぷりの余韻の、やさしいおはなしです。