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安房直子さんは ことり文庫で、とくに大切にしたい作家のひとりです。 日常の中の、ほんの少し特別なもの、 ボタンの穴とか、おいしいスパイスとか、空色の椅子とか、 小さなお店のショーウィンドウとか、 そういうものに、ほんの少し、魔法をかける・・ 毎日のとなりにある、ほんの少し不思議な世界。 その世界への扉は 小さな子どもにも、おとなにも、おなじようにひらいてくれるのです。 この物語集は とってもおいしい、うさぎの夕食宅配サービスのとりこになってしまった 若い奥さんが、おいしさのひみつをぬすもうとする表題作のほか、 貧しい絵かきが、ふしぎな窓のむこうの少女に恋をする「春の窓」 ほんの出来心で、きれいなおはじきを3つポケットにいれてしまった 女の子と、柳の木のこころの交流を描く「星のおはじき」 いちめんのサフランの花畑に迷いこみ、サフランの魔法で 黄色の小鳥に変えられてしまう少女のおはなし「サフランの物語」 の4つのおはなしがはいっています。 どれも、たっぷりの余韻の、やさしいおはなしです。 |
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