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ファーディとおちば



ジュリア・ローリンソン 作
ティファニー・ビーク 絵

理論社

1470円


25P 27センチ


季節が、変わろうとしていました。

こぎつねのファーディは、
ともだちの、大きな木のことが、心配でたまりません。

夏のあいだにたくさんつけていた
つやつやしたみどりいろの葉っぱが、
かさかさになったり、ところどころ、きいろくなったり
ちゃいろくなったり、しているのです。

ファーディは、木をはげましながら、
おちてくる葉っぱを、枝に結びつけたり、さしこんだりしながら、
ずっと木のそばにつきそっていました。

けれど、ついに、強い風が
ほとんどの葉っぱをもっていってしまって・・・


一途に、懸命に、勇敢に、おともだちを思う
ちいさなちいさなファーディー。

さいごの1枚の葉っぱが落ちてしまったあと
ファーディは、おもいがけない、ともだちの姿を目にします。

移り変わる季節の美しさと
秋の色と、やさしい空気でいっぱいの絵と
ちいさな子ぎつねの友情と。

秋の気持ちって、こういう気持ちです。

ほっこりとした、あたたかい気持ち。