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ナナさんは、あみものやさんです。 なんでも編める、あみものやさんです。 お店は、海と山にはさまれた、ちいさな町にありました。 ちくちく あみあみ いいいと どこどこ いつか みつかる だいじな いいいと ずっといっしょに暮らしていた おばあさんがのこしてくれた、ふしぎな歌のおかげで、 ななさんのあみものやさんでは、春も夏も秋も冬も ふしぎなことや、すてきなことが、起こります。 森の木々や動物たちから、口笛で注文が届くこともあります。 波や木の間から糸をみつけることも 雲のはしから糸をいただくこともありますし、 庭の草でたくさんのかごを編むことだってできます。 急な注文にも、ちゃんとこたえられる腕前と だれでも幸せにする、とびっきりのセンスを持っています。 それにね、ななさんのやさしいこころは、 もちろん、ななさんのところにも幸せをつれてきます。 ななさんのみつけた、「だいじな いいひと」、 だれだとおもいますか・・? 女の子ごころを、くすぐる、くすぐる、 角野栄子さんの、メルヘン童話です。 |
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