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きんいろのとき



アルビン・トレッセルト 文
ロジャー・デュボアザン 絵
江國香織 訳

ほるぷ出版

1470円


26センチ


澄んで心地のいい、いかにも秋らしい言葉と
あたたかい金色であふれだしそうな絵。

ページのあちこちからこぼれだす秋が、あつまって、
たっぷりと水をたたえた大きな川みたいに、ゆっくりと流れて
わたしたちを乗せてくれます。

ゆら、ゆら、ゆら。

小さな子どもは、その意味のすべてを理解しなくても、
耳をすまし、身を任せ
秋のよろこびを感じとるでしょう。

おとなは、ゆっくりとページをめくりながら
1年ぶりに、再会する秋を、すこしずつ思いだすでしょう。

秋の訪れを告げる最初のきりぎりす、
つやつやした、茶色い木の実、
かがやかしい秋の日差し、
オリオンのほしぼし、
葉っぱから立ち上る匂い・・

移りゆく季節のみせる、一瞬ごとのかがやき、
そこで息づく小さなものたち。

これから、この体で、全部を感じられるんだと思うと
とても幸せな気持ちです。


秋を、もっと、味わうために。



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