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満月をまって



メアリー・リン・レイ 文
 バーバラ・クーニー 絵
 掛川恭子 訳

あすなろ書房

1470円


29センチ


100年以上前のアメリカで、
かごをつくって暮らしていた人たちの、おはなしです。


主人公で語り手の8才の少年とその両親、
あとはたったふたりのかご職人が住んでいるだけの
小さな山間の集落。

そこで暮らす人たちはつつましく、勤勉な生活を営み、
少年は当たり前のように、父の背中に憧れを抱きます。

無口で、もくもくとかごを作る
太い指のおとなたちが少年に教えるのは、
自分たちの姿をよくみることと
山の木の声をよく聞くこと。

少年は、その教えを守りながら、
とうさんが一緒に町に連れて行ってくれる、一人前と認めてくれる日を
まって、まって、まっていました・・


自然。こころや気持ち。

どっしりと変わらないものと、
少しずつ変化するもので編み上げられた物語が、
ゆっくりと、ゆっくりと、沁み入ります。

バーバラ・クーニーの、最後の作品。


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