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小さなコウモリがいましたークリーム入りコーヒーで 染めたような、淡い茶色の、小さなコウモリ。まるで 羽を生やしたふさふさしたネズミみたいなコウモリでした。 コウモリは、ある夏のおわり、ふいに ほかのコウモリのように、おたがいに、ふんわりした体を よせあって、眠ることができなくなりました。 ひとりぼっちで、昼間も目を開けていると、 日の光の下で眺める動物たちのようすや 騒々しいモノマネドリの歌が、 夜の世界しかしらなかった、コウモリの胸を打ちました。 やがて、自分で詩をつくるたのしさに目覚め、 よき聴き手とも出会った、コウモリは・・・ アメリカの詩人、ランダル・ジャレルによる、 幾作かの子どもの本のうちの、1冊です。 小さなコウモリの、苦悩から、よろこびから、 それぞれの聴き手から、 ものがたりの、すべてから、 詩ってどんなものか、 が、ストン、と胸におっこちてきます。 「みんな、ほんとうのことなのか?」 「ほんとうさ、もちろん」 |
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