> バックナンバー > 9月のことり便

しずかなおはなし



サムイル・マルシャーク 作
ウラジミル・レーベデフ 絵
うちだりさこ 訳

福音館書店

840円


12P 28×23


ちいさな こえで よむ おはなし。
そっと そっと そっと・・・
はいいろの はりねずみたちの
しずかな しずかな おはなし。


深い森のなか、はりねずみの家族が住んでいた。
おとうさんと、おかあさんと、ぼうやのはりねずみ。
とてもしずかな、はりねずみ。

月夜の晩に、家族はそろって、さんぽにでかけた。

静かな夜の暗闇に、ちいさなはりねずみの足音が、
とぶ、とぶ、とぶ。

ところが、みんなぐっすり眠っているはずの森で、
目を覚ましているおおかみが、2ひき・・・

・    ・    ・

ちいさな音が聞こえて、
何かの気配を感じて、いっそう深まる、夜の静けさ。

おふとんの中で、身を寄せあって、
しずかに、しずかに、胸を高鳴らせ、なでおろし、
ほほ笑んで、目をとじる、しずかなしずかな、おはなしです。