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夜のパパ



マリア・グリーペ 作
大久保貞子 訳

ブッキング

1890円


214P 20センチ


お父さんのいない少女、ユリアのもとに、
お母さんの働いている夜の間だけ、留守番にくることになった
夜のパパ。

スムッゲルという名のフクロウを相棒に連れ、
石の本を書いている、どこか浮世離れした夜のパパは、
ユリアの良き理解者になり、「お守り」の関係をこえて
ゆっくりと、心を通わせていきます。

そして、ユリアの、
「大切な秘密ほど、人に話さなければいけない」
という話に説得され、ふたりで順番に、
自分たちのことを本に書いていくことに・・・


信頼する人に、背伸びをしたり、意地をはったり、
甘えたり、ためしたりしながら、バランスをとっていくこと。

ユリアのそんな成長を、
共有し、認めて、支える、夜のパパ。

子どもとおとなの、ちょうど間のユリアの
ときにとろりと透明で美しく、ときにキラリと刃の光る、
澄んだ感性。

夜の月明かりのしたで紡がれた物語は、
夢の中の出来ごとのように、淡く輪郭をのこします。

しんとした夜に、読みたい物語。