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ちいさいときに、親をなくした はりねずみのはりっこは、 森の丸太小屋に住む、気のいいくまのばあちゃんに拾われ、 大事に育てられました。 働き者のくまばあちゃんは、毎日、おかゆを作りながら あかちゃんのはりっこに、歌をうたいます。 空の丸天井に、天のくぎを打ちにいった、 勇敢な、かじやのくまの伝説の歌。 とんてん かんてん とんてんかん とんてん かんてん とんてんかん 成長したはりっこは、木にのぼって空を見上げるたびに、 その音がきこえるような気がして、胸を高鳴らせます。 ぼくも、いつか・・・ ある晩のこと、とつぜん、おそろしい音が響き、 空の丸天井を留めていたくぎが、ゆるみはじめます。 おどろき、あわてる、みんなの中で、 はりっこは、勇敢にも、立ち上がります。 代々伝わるハンマーを手に、苦難の道のりへ旅立ったはりっこは・・ まっくらな空に浮かぶ、大きく、しろくまあるい月の伝説。 ちいさなちいさな、はりっこの勇気。 ばあちゃんの、深い愛。 絵本だということを忘れるほどに、ダイナミックに胸を打つ物語です。 |
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