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みずまき



木葉井悦子 作

講談社

1890円


32P 25センチ


太陽が真上に照る、夏の午後。

暑くて、暑くて、みんな昼寝です。

起きているのは、太陽ばかりの、じりじりとした空気、
永遠みたいな時間の、夏の庭。

と、そこに、雨の神が登場・・・
と思ったら、女の子。

にわのみなさん、あめだぞ、あめだぞ・・・

ホースを、ぶんぶん、ふりまわします。


うだるような暑さに、停止する世界。
ほとばしる水。
そこから、目覚めたように、動き出す命。

なめくじ、ぼうふら、あおむし、むくどり。

わたしたちの世界は、小さな世界の集まりなんだものね。

おなじ場所、おなじ時間を、それぞれの世界で生きるものたちが
ぐうぜん交差した、ある、夏の午後の庭。

力強い生命力で満ち満ちる、ダイナミックな絵本で、
あたりまえの夏の暑さが、とってもいいものに、感じます。