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ねぼすけはとどけい



ルイス・スロボドキン 作

くりやがわけいこ 訳

1470円


40P 27×21


スイスの小さな村の時計やさんの店の中は、
はとどけいでいっぱいでした。

壁にずらりと、おぎょうぎよく、ちんまりと、かかっています。

一じのときは「ポッポー」
二じのときは「ポッポー」「ポッポー」

こんなふうに、ひるもよるも
どのとけいのはとも、いっしょになきます。

でも、一わのはとだけ、ちがっていました。
いつも、ほかのはとより、すこしおくれるのです。

時計のほうは、合っているのに・・

でも、時計やさんも、村の子どももおとなも
このはとどけいが好きでした。

すこしおくれてなく様子をみると
いつも、にっこりしてしまうのでした。

ところがある日・・・


ふんわりしたきいろを基調にした、スロボドキンの絵は
いつもながら朗らかさとやさしさで、いっぱいです。

すこし長めの文章を、ひとつひとつ、
ゆっくりとたどっていくだけで、
こころのなかに、はとどけいのなっている間のような
ぽっかりとした時間と場所を作ってくれます。