> バックナンバー > 5月のことり便

野の草花



高森登志夫 絵
古矢一穂 文

福音館書店

1365円

31×23センチ


慈しみのある、精密な、とても美しい絵で
野の草花の四季が描かれています。

野の草花は、ひかえめで、やさしい色合い。

四季折々に、道ばたや田んぼ、
池のほとりなどある、そのままの様子で
ページのなかにも、佇みます。

よく見ると、花のなかや、葉っぱや茎には、
虫たちがそれぞれ命を営んでいます。

やがて色があせ、種を残し枯れていく姿もあります。

それぞれの草花に、それぞれの時間が、きちんと流れています。

添えられた文章や草花の名前を見ると、
こんな小さな草花にも、それぞれの名前や
役割や生きていく知恵が備わっているのだなぁと、
尊くおもいます。


巻末には、描かれた100もの草花について
ひとつひとつ、もう少し詳しく解説してあります。

知識を、頭ではなく、空気ごとこころに注ぐ、
シンプルな草花の絵本です。