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くいしんぼうのはなこさん



石井桃子 文
中谷千代子 絵

福音館書店

 1050円

35P 21×24


お百姓さんにかわいがって育てられた
はなこさんは、とてもわがままな子牛でした。

あれは、いや、これも、いやと、
ごちそうばかり食べていたので、むくむく大きな
ぴっかぴかの、立派な子牛なのでした。

春になり、たくさんの子牛たちと一緒に
牧場にあずけられることになった、はなこさん。

お百姓さんは、これで、わがままも
なおるだろうと思いますが、とんでもない。

はなこさんは、牧場でもいちばんの女王になり、
ほかの子牛をひきつれて、さらにわがまま放題なのです。

ところが、ある日、その食い意地があだになり、
はなこさんが、たいへんなことに・・・


やさしさと慈しみをたっぷりとたたえた言葉は、
たいへんな、わがままっ子のはなこさんを
憎まれっこではなく、むしろ愛すべき子牛に描きだします。

品のあるユーモアも、こころが気持ちよくて、たまりませんね。


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