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少し「遠く」なり、昔と今を行き来するおばあさんと、 そのかたわらでしずかに生活をおくるおじいさん。 どちらが「本当」なのか、だんだんわからなくなっていく、 不思議ななまぬるい空間。 ふたりの憶いが交錯し 遠い昔の出会いが浮かびあがる場面ばかり 淡く、鮮やかで、手にとれるくらい近く、美しく。 その色は、現実にも染みだしてゆく・・ 年老いて、様々なものを失い、 それでも失われることのない、愛し愛された記憶。 まだあと何十年も先の愛のお話。 でも、この季節に読みかえすたびに、胸がきゅっとなります。 少しずつ時間を費やし、濾過された愛は純粋。 愛って、美しいものだな・・・なんて。 倉庫にもあります → |
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