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ぼくのスミレちゃん



今江祥智 文
宇野亜喜良 絵

旬報社

1470円

 48P 210×148


少し「遠く」なり、昔と今を行き来するおばあさんと、
そのかたわらでしずかに生活をおくるおじいさん。
どちらが「本当」なのか、だんだんわからなくなっていく、
不思議ななまぬるい空間。

ふたりの憶いが交錯し
遠い昔の出会いが浮かびあがる場面ばかり
淡く、鮮やかで、手にとれるくらい近く、美しく。

その色は、現実にも染みだしてゆく・・


年老いて、様々なものを失い、
それでも失われることのない、愛し愛された記憶。

まだあと何十年も先の愛のお話。
でも、この季節に読みかえすたびに、胸がきゅっとなります。

少しずつ時間を費やし、濾過された愛は純粋。
愛って、美しいものだな・・・なんて。


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