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ベスとベラ



アイリーン・ハース 作

たがきょうこ 訳

福音館書店

1155円


32
P 20×21


さむい、冬の日の午後のことです。
そとのお庭で、ひとりでお人形あそびをしていたベスが
ふと空をみあげると、パラン!とことりがおちてきました。

ことりは、ベラといいました。

南の国への旅のしたくで、素敵なものをたくさんつめていた
ベラのちいさなカバンからは、
テーブルクロスにぴったりの大きなショール、
おちゃのはいったポット、きれいなうつわに丸いパン・・
色とりどりのうつくしいものが次々にでてきます。

まるで、雪の精みたいに、
つぎつぎに、あらわれる、かわったものたちも加わって

さあ、つめたくて、あたたかい、
雪の中のパーティーのはじまりです。


雪のつもる、うすぐらい午後。
ベスのほかは、みんな、きっと
あたたかで明るいおうちにいるのです。

ずっと後になって、季節がかわったときに、
あれは、夢だったのかな・・って思うような
ちょっと不思議なことがおこるのって、
たいていそんなときなんですよね。


あたらしい出会いのあふれる春を待つあいだに起きた、
鮮やかな夢みたいな、できごとのおはなしです。