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すばらしい季節



タシャ・チューダー 作

末盛千枝子 訳

すえもりブックス

1575円


P 24×18


サリーは 農場に すんでいます
冬から春へ 夏から秋へ 季節が かわっていくとき
サリーは じぶんのからだを ぜんぶつかって
それを たしかめます

目でみて 耳できいて においをかいで
手でさわって 口にいれてみて
季節が かわっていくようすを
じっとみています



サリーは、全身でたのしみます。

足もとにクロッカスの花をみつけてはじまる春。

淡く色づく世界、小鳥のうた、小川のせせらぎ
土からもわきたつ新しいにおい、こねこのあたたかみ・・

夏も秋も冬も、サリーは、
自分だけの合図、自分だけのたのしみを
たくさんもっています。


うれしいことに、四季のある国にいて、
わたしたちも、ずっと昔から、ほんのちいさな移ろいに
心をふるわせてきました。

ふと、歩みをゆるめるだけで
今年も、季節は新しい発見を用意してくれています。

少しずつ螺旋状に変化していく毎日に、
変わらずに訪れてくれる自然へ。

愛おしい気持ちを、忘れずにいたいです。