> バックナンバー > 1月のことり便

いつかはきっと・・



シャーロット・ゾロトウ 文
アーノルド・ローベル 絵

矢川澄子 訳

ほるぷ出版

945円


16×23


いつかは ね・・・

あたしが がっこうへいくと
みんなが いうの。

「まあ きょうは すごく すてき
 あたしも こんなかみのけ ほしいわ!」


いつかは ね・・・

おにいちゃんが あたしを
おともだちに しょうかいしてくれるの。

「ほら うちのちびさ」
なんて いわずに
「ぼくの いもうとです」って。



いつかは ね・・・

バレエの教室で、お手本にしてもらえるし
おかねもちになって、みんなにプレゼントをおくるし
パパやママにいわれる前に、ベッドにはいってほめられるし
自分だけのブルドックを飼うし
家の中に、みたことのない部屋がみつかるし・・・


果てのない海や草原のように
SOME DAY がどこまでも広がる子どもたち。

たくさんの、素直な、「いつかは・・・」をもっていることの
なんて、うらやましいこと!

おおきな夢もいいけれど、
毎日を少しずつ前にすすめてくれるのは
たぶん、ちいさな憧れ。

居場所をみつけて家をたてたおとなにだって
お庭や、見あげた空のなかに、
「いつかは・・・」はきっとたくさんはいります。

だって、ちいさくっても、いいんですもの。
憧れって、ちっとも、場所をとらないんですよ。