> 詩・ことば > くどうなおこ
のはらうた 1



くどうなおこと
のはらみんな

童話屋

1313円



160P 15センチ
   「のはらうた」のできたわけ


 あるひ のはらむらを さんぽしていますと、かぜみつるくんが

みみもとを とおりぬけていきました。とおりぬけながら はなして

くれたことばが、うたのようでした。

「まるで うたみたい」

「そうかいそうかい」

「かきとめておこうか」

「たのむぜ」

かぜは そういって、やまのほうへ はしっていきました。

 あるひ やぶのなかで こしをおろしていますと、だれかがスカートを

ひっぱるので、だれかとおもったら こねずみしゅんくんです。

 どんぐりをかかえて、うたを うたってくれます。

「かきとめておこうか」

「うん、おねがい」

こねずみは そういって、やぶのなかを はしっていきました。

 のはらむらのみんなが しゃべるたびに、うたうたびに、わたしは

それを かきとめました。

 そのうたが たまって ほんになったのが、「のはらうた」です。

 のはらむらのみんなは、ひとり一さつずつ このほんをもっています。

 へびいちのすけくんは、さんぽのまえに このほんをよむと ぐあいが

いいそうです。

 みのむしせつこさんは、 よいゆめが みられるそうです。

 わたしは、せんたくをするとき のはらうたをうたいながらやると、

ちょうしがでます。

 あなたも、いかがですか?

                のはらみんなのだいりにん

                        くどうなおこ



かぜみつる、うさぎふたご、ぐるーぷ・めだか、けやきだいさく
こぶたはなこ、かぶとてつお、おがわはやと、たんぽぽはるか・・

のはらのみんなのことばを、工藤直子さんがひろった
ちいさなうたが60編。



こころ  こいぬけんいち


かなしいと おもく ひきずる

うれしいと かるく はためく

しっぽは ぼくの こころだ



おれはかまきり  かまきりりゅうじ


おう なつだぜ

おれは げんきだぜ

あまり ちかよるな

おれの こころも かまも

どきどきするほど

ひかってるぜ


おう あついぜ

おれは がんばるぜ

もえる ひをあびて

かまを ふりかざす すがた

わくわくするほど

きまってるぜ