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ブリット・マリはただいま幸せ
ー 春!春!楽しい気分になるというだけで、2回も書いちゃった。


よろこびの言葉であふれた本です。

世の中に、こんなに多くの
よろこびの言葉があったのかと、思うほどです。




スウェーデンの、自然に囲まれた田舎の町で
大家族とともに暮す、天真爛漫な少女、ブリット・マリ。
15歳。

本は、すべて、ブリット・マリから文通相手への
手紙で綴られます。

家族のこと、学校のこと、友だちのこと、
好きな人のこと、毎日の生活のこと、エトセトラ。

ブリッド・マリの目と心を通すと
弟のひどいいたずらも、
鼻風邪でベッドにいることも、
つまらない、学校の授業でさえも、
たのしそうで、うらやましい出来ごとに変わります。

苦しさ、かなしさ、いらだち、怒りもふくめ、
はつらつと人生を謳歌する、ブリッド・マリ。

毎日に、すこし慣れてしまったという人がいたら、
ブリット・マリは、すばらしい、よろこびのメガネに
なってくれると、思います。

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身の回りの出来ごとを書いた、
ながいながい、日記のような、ブリッド・マリの手紙。

ただ、ちがうのは、まわりで起きた出来ごとを
ひとつひとつ、丁寧につみとって、自分の庭にうめるだけでなく、
相手へも、その種をとばすこと。

ブリッド・マリとの文通は、とても素敵です。


自分のたのしみや、幸せ、将来の思い浮かぶ姿は、
自分の上にあるのではなく、
まわりの人や、自然への愛がたくさんあって、
そのみんなのよろこびの上にしかないのだと
あたらめて思う、リンドグレーンのデビュー作です。



「ブリッド・マリはただいま幸せ」

アストリッド・リンドグレーン 作 石井登志子 訳
徳間書店 1470円