おとな・ヤングアダルト <
郵便配達マルコの長い旅
夏休み、遠くにでかけられない人も、
あんまりがっかりしないでね。

枕元に、この本、そしておとなりに、
本を読んでくれる人がいれば、大丈夫。

1日1話の大冒険で、
地球をぐるりと、まわります。

さあ、きょうは、どんなことが、起こるかな?




南の島の郵便配達の男の子、マルコは、代々の郵便やさん。
とうさんの「なんとしてでもとどけること!」という言葉を胸に、
誠実な仕事ぶりで、島のみんなから愛されています。

本名は、マルコ・ポスタル・グラスボトル。

ある日、
遠くロンドンの動物園に住むワラビー宛の手紙をあずかったマルコは、
旅に出ることを決意しまします。

海を渡り、砂漠を越え、空を飛び、
1通の手紙を届けるための、
マルコと、相棒のガチョウのトマスの長い旅。

一体、いつになったら、
故郷のセント・タトル島に帰り着くのでしょう・・・

  ・   ・   ・

アクシデントを旅の友に、
出会いと、経験の連続の毎日。

2、3ページずつの、小さいエピソードが、
ぐるっとまわって帰ってくるまで30話、続きます。

そして、この旅に、3度お供した、わたしから、
よりいっそうたのしむための心得を、いくつか、お伝えします。

〜 その1

一日一話の大冒険。

一日一話、これがまず、隠し味。
小さな出来ごとが、ぷぅっとふくらむ、大切なひと手間。

〜 そして、その2

旅の道連れと、一緒のこと。

誰かによそってもらったごはんは、それだけでとってもおいしいように、
読んでもらった物語は、それだけで特別。

もちろん、おとなでも子どもでも、おんなじです。


さあ、準備はできましたか?

いってらっしゃーい!



”郵便配達マルコの長い旅”
天沼春樹 作 出久根育 絵 毎日新聞社