詩・ことば <
それほんとう?
えらいえきちょうさんが
えびちゃいろのえんびふくのえりに

えんどうまめのえびかざりをつけて
えんとつのうえで
えいびいしいのえほんをよんでいたら
えんそくからかえった
えんちょうせんせいが
えんじいろのえぷろんをつけて
えんがわにすわって
えびせんべいをたべながら
えすかれーたーにのっている
えすきもーのえをかきはじめた。
かきながら

・・・つづく





「あ」から「わ」まで、
この、ながーい、へんちくりんなことばあそびが続きます。

わたしが、子どものころ好んで覚えたのは、
「ふ」とか、「み」とか。(じぶんの名前です)
「い」も、好きだったなぁ。
へんなイカがでてきてさ。

かなしいかな。
この本の魅力を、今のわたしは、
あの頃のわたしよりもじょうずに言い当てることはできないでしょう。

でも、未だにこの本を枕元においている、おとなになったわたし、
あのころのわたしの知らなかった、楽しみかたを開発しています。

ひとつは、ながーいことばを一気に読んだあとに、
「それほんと〜?」って、聞いている人(主に、ダンナサン)に言ってもらうことで、
なぜだか、これで、テンションがグッとあがってしまうのです。

もうひとつは、自分で即興で作ることで、
これが、たのしいの!
もう一個、もう一個と、これをやりだすとなかなか眠れません。


あのころのわたしよ、
わたしは、こんな30才になったよ。
どうですか?



”それほんとう?”
松岡享子 作 長新太 絵 福音館書店

(この本は、現在出版社品切れになっています)