外国の絵本 <
ああ、たいくつだ!
たいくつだ、たいくつだ・・
ダラダラしている、小学生男子ふたり。

おかあさんに、
「なにいってるの、なにかしなさい!」
なんて言われて追い出されて、
ダラダラと向かった先は物置小屋。

なんとなく、「なんかつくる?」というはなしになって・・




小中学生男子の、いざという時のこのエネルギーって、
女の子とはちょっとちがいますよね。

この没頭ぶり。
後先考えないっぷり。
目的のためなら手段も選ばないっぷり。

両親が、家中のものから部品がなくなっているのに
気がついたときには、もう、ふたりは空の上なんだから!


(そう、彼らは、なんと、ひこうきを作ってしまったのでした。)


ピーター・スピアーって、どうして、
こんなにたのしさを知っているんでしょう。

ひこうきを作るたのしさはもとより、
「雨、あめ」の、雨の日の散歩も、
「きっとみんなよろこぶよ!」の、ペンキ塗りも、この本も、
思う存分!!のたのしさがいっぱいで、
それが、とてもとても、わくわくします。


思う存分!って、いい言葉。


さてさて。

ここまでやってくれたら、両親もちょっとうれしげなのが、
ふふふ。なところ。

(もちろん)怒られて、片付けさせられて、
2階にあがってベッドのうえで「たいくつだなあ」と言いはじめる
ふたりのまわりには、興味の種がいっぱいで、
きっと、彼らは、いつかまたやってしまうんでしょうね・・



”ああ、たいくつだ!”
ピーター・スピア 作 松川真弓 訳 評論社


おなじ作者の、「きっとみんなよろこぶよ!」も、あわせてどうぞ。