| 外国の絵本 < | ||||||
| クレメンタインの冬じたく | ||||||
| ことり文庫は、まちきれずに、クリスマスにもようがえ。 暦のうえでも立冬の日をすぎ、 目の前の季節も、すこしずつ、でもはっきり感じるくらい たしかに、移り変わっているところです。 冬は、どこからやってきますか? 朝、はいた息。 おふとんのあたたかさ。 かさかさ落ち葉の音。 お鍋のふえた食卓・・・ それよりもすこし早く、女の子の冬は クローゼットから、やってくるのですよ。 ね。 ![]() まどの外には、まだ、すすきが揺れています。 でも、ネコの女の子のクレメンタインは 冬着のよういのことで、あたまがいっぱいです。 おもいっきり、おしゃれじゃなくちゃ、いけないわ。 クレメンタインは、想いをめぐらせます。 だってね。 クレメンタインの、クローゼットの中ときたら・・・ スパッツ 43本 シャツ 20枚 ジャンパースカート 16着 セーター 16枚 くつ下 116足 ネックレス 50本 ブーツ 67足 コート12着 マフラー 28本 帽子 36個 手ぶくろ 126組 どれも、鮮やかなきれいな色で、 かたちにも、ひかえめなこだわりの光るものばかり。 小物が多いのも、おしゃれの証です。 ひとつひとつ、並べながら、 うっとりと、にこにこと、お気に入りをえらんでいく クレメンタイン。 ようやく、準備が整ったころには・・・ 女の子にとって、ころもがえは、 とても、とても、たのしい一仕事なのです。 お気に入りの服や小物と、再会して、 感触をたしかめたり、確認するのに、わざわざ着てみたり。 ころもがえが済んでも、 この、たのしい一仕事は続きます。 毎日、毎日、クローゼット(うちは、おしいれですけれど) をひらいて、ゆっくり選んで、 ひとつひとつ、身につけていくたびに、どんどん おだやかで、にっこりとした、気持ちになるのです。 ふしぎですよね。 女の子って。 “クレメンタインのクリスマス” ケイト・スポーン 作 木坂涼 訳 セーラー出版 1575円 |
||||||