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りんごのき



エドアルド・ペチシカ 文
ヘレナ・ズマトリーコバー 絵
うちだりさこ 訳

福音館書店

840円



28P 18×18
りんごの木と、ちいさな男の子の
まちどおしい一年間。

冬、雪にうもれていたりんごの木が
芽をだし、葉をしげらせ、実がなり、
ちいさな男の子に
うれしいうれしい贈りものをしてくれるまでを描きます。

りんごの木を見守る男の子が抱く気持ちや疑問は
素直で、なんとも愛らしいです。

きれいで親しみやすい色で描かれる絵も、
やっぱりとても素直です。

季節の移りかわりや、りんごの木を取りまくようすが、
ひなぎくの花ひとつひとつから、芝生の色から
背景から、葉っぱのいちまいいちまいから、
ちいさい子のこころにも、届きます。

正方形のちいさな絵本にすっぽりと
四季も、まちどおしいきもちも、よろこびも、きちんとおさまって
ちいさな子がひらくのを、待っています。