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おおきなかしの木



エリザベス・ローズ 文
ジェラルド・ローズ 絵
ふしみみさお 訳

岩波書店

1575円


24.5×18.5


木は、とても長生きです。

桜は2、300年。
杉は1000以上、屋久島の杉になると・・
6000年もの歳月を、そこにたって過ごしています。

木は、生きていて、たくさんの物語をもっています。
ことばでは語りませんが
わたしたちは、見上げて、触れて、
たくさん想像して、感じることができます。

この絵本は、そんな、世界中のたくさんの木のなかの1本、
1000年以上も生きたかしの木の物語です。

・    ・    ・

むかしむかし、
リスのおとしたドングリが、やがて芽をだし、
ながいながい年月をかけて、大きくなっていきました。

なん百年もたつころには、
見事なうつくしい木に成長したかしの木のまわりには、
いつでも
いろいろな動物が、それぞれの物語をもってあつまっては、
去っていきました。

人々も、もちろん、たくさんの物語を木と共にします。

そして、ある日、木は雷に打たれてその生涯をとじ、
またあたらしい、長い長い物語の種になるのでしょうか・・
リスが、おちたドングリをひろってはしっていくのでした。


たくさんの糸で織られた、一枚の布のような
かしの木の物語です。