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「おおきな おおきな 木が あると いいな。 ねえ おかあさん。」 窓から顔をだして、そう言う男の子に、 おかあさんは、むかし、木のぼりをしたことを思いだしながら いいわねぇと、こたえます。 でも、男の子の考えていた木は、もっと、もっと、 おおきな木なのです。 みんなで手をつながないと、囲えないくらい太くて 枝から枝へ、しっかりとハシゴをかけて つたっていくと、ちいさなかわいい、部屋があって (部屋には、台所もテーブルもいすもあって) そこから、さらに、見晴し台までのぼっていくことができて・・ ホットケーキがこげたときのために、えんとつもあったり、 ちいさい妹のために、つりかごもあったりして。 木の上の秘密基地に、あこがれない人、いるかしら? 男の子の夢は、みんなの夢も乗せて、木と一緒に 大きく、大きく、ぐんぐん、ぐんぐん、伸びていきます。 想像するたのしさが、いっぱい。 さいごには、お父さんと、ほんとうの木を植えるんですよ。 いいですよね。 |
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