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おおきなきがほしい



さとうさとる 作
むらかみつとむ 絵

偕成社

1050円


32P 25.5センチ


「おおきな おおきな 木が あると いいな。
 ねえ おかあさん。」

窓から顔をだして、そう言う男の子に、
おかあさんは、むかし、木のぼりをしたことを思いだしながら
いいわねぇと、こたえます。

でも、男の子の考えていた木は、もっと、もっと、
おおきな木なのです。


みんなで手をつながないと、囲えないくらい太くて
枝から枝へ、しっかりとハシゴをかけて
つたっていくと、ちいさなかわいい、部屋があって
(部屋には、台所もテーブルもいすもあって)
そこから、さらに、見晴し台までのぼっていくことができて・・

ホットケーキがこげたときのために、えんとつもあったり、
ちいさい妹のために、つりかごもあったりして。


木の上の秘密基地に、あこがれない人、いるかしら?

男の子の夢は、みんなの夢も乗せて、木と一緒に
大きく、大きく、ぐんぐん、ぐんぐん、伸びていきます。

想像するたのしさが、いっぱい。

さいごには、お父さんと、ほんとうの木を植えるんですよ。
いいですよね。