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公爵夫人の
ふわふわケーキ



ヴァージニア・カール 作
灰島かり 訳

平凡社

1575円


32P 26×21


むかしある国に、13人の小さいおひめさまと、
おとうさまとおかあさまが住んでいました。
おとうさまは、「公爵さま」、
おかあさまは、「公爵夫人」と呼ばれています。

その、おかあさま、公爵夫人が主人公の物語。

ある日、思いついてケーキづくりをはじめた公爵夫人。

たいそうごきげんで、はなうたを歌いながら
たくさんの材料をあれこれ混ぜたのはよかったけれど・・・

ふくらし粉(や、その他にもいろいろ)
をいれすぎて、ケーキはふわふわふくらんで、
いつまでもふくらんで、
やがて公爵夫人をのせたまま空までのぼってしまいます。


魅力的なのは、のんきで無邪気な公爵夫人だけでなく
公爵さまも、お姫さまたちも、王さまもお妃も料理番も、
みんなみんな、ちょっとずれていて
おおらかで、笑顔のかわいい、愛すべき人たち。

太い線で元気よく描かれた、親しみやすいイラストも
調子よく、遊びごころたっぷりの、あかるい、あかるい、お話も
たのしいです。

それに、もちろん
空にのぼってしまうくらいふわふわで、
王さまも、ぽってりおでぶさんにしてしまうくらい
おいしーいケーキもね。