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むかしある国に、13人の小さいおひめさまと、
おとうさまとおかあさまが住んでいました。 おとうさまは、「公爵さま」、 おかあさまは、「公爵夫人」と呼ばれています。 その、おかあさま、公爵夫人が主人公の物語。 ある日、思いついてケーキづくりをはじめた公爵夫人。 たいそうごきげんで、はなうたを歌いながら たくさんの材料をあれこれ混ぜたのはよかったけれど・・・ ふくらし粉(や、その他にもいろいろ) をいれすぎて、ケーキはふわふわふくらんで、 いつまでもふくらんで、 やがて公爵夫人をのせたまま空までのぼってしまいます。 魅力的なのは、のんきで無邪気な公爵夫人だけでなく 公爵さまも、お姫さまたちも、王さまもお妃も料理番も、 みんなみんな、ちょっとずれていて おおらかで、笑顔のかわいい、愛すべき人たち。 太い線で元気よく描かれた、親しみやすいイラストも 調子よく、遊びごころたっぷりの、あかるい、あかるい、お話も たのしいです。 それに、もちろん 空にのぼってしまうくらいふわふわで、 王さまも、ぽってりおでぶさんにしてしまうくらい おいしーいケーキもね。 |
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