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てがみをください



やましたはるお 作
むらかみつとむ 絵

文研出版

1365円


24P 28.3センチ


この絵本は、雨はあまりでてこないのですが、
かえるがでてくるのと、
全体が鮮やかな青梅色で描かれていて
それがとても印象的なのとで、
きっと、梅雨の頃のおはなしに思えます。

男の子と、その家の郵便箱に住みついたカエルの
すこし切ないものがたり。


あるひ、ぼくのうちの郵便箱に
かえるが1ぴきもぐりこんでいた。
ちょっとえばったかえる。

つぎのひ、手紙をとりにいくと
かえるがめがねをかけて、ぼくに届いたはがきをよんでいて
ぼくがおこると、けんかになった。

じゃあ、どうすればじぶんにも手紙が来るのかって
たずねるかえるに、ぼくはこう教えてやったんだ。
「そりゃ、じぶんからも てがみを かけば いいのさ。
 てがみを くださいって。」

それから、くる日もくる日も
てがみを待っていたカエルでしたが・・


切なさだけでなく、ゆっくりとあたたかさが残る
余韻の素敵なおはなしです。


             
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