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しずくのぼうけん



マリア・テルリコフスカ 文
ボフダン・ブテンコ 絵

福音館書店

840円


24P 20×24


ある日、むらのおばさんのバケツからとびだした、
ひとつぶのしずく。

よごれているのはいやだと、クリーニング屋さんにいっても
ドライクリーニングはむりでしょう。

それじゃしかたないと、病院にいっても
煮沸消毒はむりでしょう。

そうしているうちに、おひさまにてらされ
しずくはいつのまにか、くものうえ。
ホッとするのもつかのま、雨になって、ふらされて・・

しずく、雨、こおり、川、水道水、せんたくもの、蒸気、つらら・・

姿をかえながらつづく、しずくの一生は、なんて波瀾万丈!

運命の波に流されて、どこへたどりつくのかわからない
ハラハラ、ドキドキのたびは、春になりつららがとければ、また再開です。

つぎは、なにがまっているのかな。
どんなことにもめげないしずくは、生まれながらの冒険者ですね。


水の一生や姿の変化をわかりやすく描く、
科学絵本のようなたのしみかたももありますが、
それは、置いておいて、
ユニークな絵や、テンポのいいテキストに、あれよあれよと
巻き込まれてしまうのが、やっぱり、いちばんのおたのしみです。