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井戸の中に、かえるが1ぴき住んでいました。 かえるは、その井戸に、とても満足していました。 深くて、ひんやりしていて、こけがはえていて 底には冷たい水がたまっていて、 泳いだり、あそんだり、自分の姿をうつすのにも、ぴったり。 わた雲のながれる、青空の天井もあって 夜には、おつきさまがのぞきこんでくれるのですから・・ かえるは、井戸が世界の全部だと、思っていました。 ほかにかえるがいることだって、考えもしなかったのです。 ところが、あるときのこと ついに、井戸の水が、みんななくなってしまいました。 かえるは、死ぬ前にいちど、 世界の果てを見に行こうとおもいたち 井戸の壁をのぼりはじめます。 すると・・ 井の中の蛙大海を知らず・・ まさに、その、おはなしです。 本当の世界の果てしなさと、 めうしも、とりも、動物たちも それぞれに自分にあった世界をもっていることを知り、 自分がもっとしあわせになれる場所へ飛び込んでいくかえるくん。 ものおじせず、おもうままに前にすすむ姿が、すがすがしいです。 「しろいゆきあかるいゆき」「きんいろのとき」の コンビの、ユーモラスな絵本です。 |
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