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すえっこおおかみ



ラリー・デーン・ブリマー 文
  ホセ・アルエゴ 
アリアンヌ.デューイ 絵
     間崎ルリ子 訳

あすなろ書房

1365円


23×29センチ


パワー満点のお兄ちゃんお姉ちゃんにくらべて
ぼくってだめだな・・・
と自信が持てない、すえっこのちびちゃんおおかみと、
おおきな灰色のお父さんおおかみのお話です。

すえっこおおかみの悩みは
速く走れないこと、まっすぐ転がれないこと、
高く飛び上がれないこと・・

父さんおおかみは、それをこっそり打ち明けられるたびに、
 
 「そうか・・ それは、むずかしいかもしれないなぁ
  でも、ちょっといっぺんやってみせてごらん」
            
  とまずは精一杯やるところを見てあげて、

 「それでいいんだ。
  もっと上手にできるのは、おおきくなってからだ」
                
  っていいます。ただ、それだけ。


はじめは半信半疑だったすえっこおおかみは、
何度も何度もお父さんのところに戻ってきて
その言葉を言ってもらうたびに
どんどん自信がついて、うれしさがこみあげてきます。

「それで、いい。」

どっしりと揺るぎない信頼感があってこその、魔法のことばです。

おとうさんおかあさんに、「それでいい」といってもらえるのは、
いくつになっても、安心なものですよね。