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みんなはいつでもなにかやっていました。 しずかにやすみなく、むちゅうになって、 自分たちの世界を形づくっている一つ一つの小さなことがらに、 取りくんでいたのです。その世界は、 まったく自分たちだけでつくりあげているもので、 外からはなにもはいりこむ余地はありません。 ちょうど、すみからすみまでわかっている地図のようなものなんです。 どこにも人が住みついて、一にぎりほどの地面ものこされていないのです。 みんなはおたがいにささやきあいました。 「パパときたら、いつでも八月になると、山火事の話をするんだね。」 (第1章) ムーミンパパは、ため息をついて、灯台をぐるっとまわると、 海を見おろせる岩山の方へいきました。 そこは、ほかの岩から見えない場所でした。 ムーミンパパだって、ときには家族のものが神経にさわるのです。 ーなにしろ、みんなはちっともこらえ性がありませんでしたものね。 (ーどこの父親もこんなめにあうのだろうか。) と、ムーミンパパは思いました。 (第2章) 「もうつりはやめたよ。」 と、ムーミンパパはこたえました。 「じゃ、ほっとしたでしょ。 あまり長くつづけると、うんざりしちゃうものね。」 と、ちびのミイはいいました。 ムーミンパパはおどろいていいました。 「まったくだ!すっかりいやになっちゃったのさ。 どうしてそのことに、自分では気がつかなかったんだろな。」 (第5章) |
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