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ある日、ぼくが飼っている鳥のワゾーがいなくなった。 残されていた、“きっとみずのそば”という手紙をたよりに、 ぼくは、パパといっしょに、 ワゾー捜しの旅に出発することにしました。 さいしょにむかったのは、アマゾン河。 うつくしくて、気持ちがいいけれど、ワゾーはいない。 がっかりしていると、パパがいいます。 「ねぇ、ふたりでカヌーをつくってみようか。」 アフリカ、ヴェニス、モンゴル、デリー・・・ マイペースなパパに、手を引かれるように、 いくつもの国をまわり、その土地になじみながら、 いつのまにか世界をぐるっとまわります。 ワゾーがみつからないまま、旅の果てに、 ソファでふっときがついた、ぼくのそばにあった手紙には・・ 荒井良二さんの澄んだ絵の中を流されるような、謎めいた旅。 ことばあそびの達人、石津さんの用意してくれた 素敵な結末をいちど味わったあとでも なんどでもまた、でかけたくなります。 ぼくを、この旅にいざなってくれたのは、 ワゾーなのか、パパなのか・・・ |
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